今日は、私がたまに実践している尺八練習法について解説したいと思います。
まず、必要なものは尺八本体、そして耳栓です。
そう、この練習法は、たんに耳栓をつけて練習するというだけの話です。
なぜ、耳栓おつけるかというと・・・演奏中には身体の内部で一体どんな音がなっているのか、を知るためです。
結局のところ「うまくなる」ということは、「身体操作がうまい」ということです。
自分の身体を思うとおりにコントロールできれば、誰でもうまく吹けます。
とはいえ、そこのところが一番難しい。
だから、耳栓で外部の音を防いで内部に耳を傾けるのです。
演奏中の人間の身体って、結構いろいろな音が鳴っているんですよ。
例えば、指を動かす時の骨のこすれる音であったり、口中を駆け抜ける息の音であったり。
そういった、自分の中のことを知れば、より良い演奏の助言になると思うのです。
ようするに「己を知れば、百戦危うからず」というやつです。
それに、これには五感の一つを塞ぐことで集中力を高める効果もある気がします。
私の場合は、この状態で乙〜大甲まで一音一音つながりを確かめながら、息をコントロールして吹き。
それに満足したら曲を吹くようにしています。
まぁ、よかったらこういう練習法もあるんだと参考にしてみてください。
葛山幻海