最近、家の周りに鶯が舞い降りるようになってきて、しきりに「ホーホケキョ」と啼く練習をしています。こうなると初鶯や初音の曲など吹きたくなってきますね。というワケで初音の曲を楽曲解説に追加しました。あと、都の春も。
それと先日、四郎管を7本も所持している木村氏とお会いしてきました。
楽器の状態もすこぶる良く、木村氏の楽器に対する真摯な姿勢には頭が下る想いです。
なにより四郎師本人から購入したもので、その入手経緯など由来を色々お聞きする事ができ、四郎師の製管に対する考えや人間性を少し知ることができました。
また、試し吹きもさせていただき、私が無住心曲や大和調子を吹けば、木村氏も本手調子や鉢返しで答え、さらに私が根笹派の鉢返しをお返しするなど、楽しい時間を過ごしました。
詳しい感想については、後日コラムで書こうと考えています。
他にも、木村氏が自宅で四郎管を使用して録音した琴古流本曲や明暗流本曲を私のホームページ楽曲解説の参考音源としてご提供いただきました。少しづつですがYoutubeにアップしていって、多くの方に四郎管の響きや尺八曲はこんなものもあるんだと広めていければ、と思っています。
さらに現在計画中の段階ですが、当方のホームページ上にWeb博物館として四郎管やその他古今の名管古管の詳細画像や音などを展示するスペースを設ける事ができればいいな、なんてことを木村氏と前向きにお話しました。今年中には、完璧でなくても発足するように進めていきたいと考えています。
葛山幻海