2011年09月29日

絡む蛇と聖なる剣

おはようございます。
カンボジア旅行の続きです。パンタアスレイのあとは、ニャック・ポアンとプリヤ・カンに向かいます。


ニャック・ポアンは、アンコール・トムを建設したジャヤヴァルマン7世が建設した建造物で、今で言うところの病院の役割をもっていました。ニャック・パアンとは、クメール語で「絡む蛇」という意味があり、遺跡中央には二匹の蛇が尾を絡めあっている遺構があります。

ニャック・ポアンニャック・ポアン
ニャック・ポアン 精霊火の精霊

遺跡の周囲には4つの池があり、それぞれに地水火風の精霊が祠に祭られています。少しシャーマニズムがあり、この精霊にお祈りする事で病気が治ると考えられていました。例えば、熱が出たなら水の精霊に祈り熱を冷ます、など。そして、なんとこの四つの池を上空からみると病院のマークである十字型になります。偶然か必然か、何かロマンを感じますね。

プリヤ・カンへプリヤ・カンへ

次は、プリヤ・カンへ向かいます。こちらもジャヤヴァルマン7世の作です。タプローム寺院が母親の為なら、こちらのプリヤ・カンは父親の為に建設されたといわれています。プリヤ・カンとはクメール語で「聖なる剣」という意味です。

プリヤ・カンプリヤ・カン

どうでしょう。タプロームが自然と一体となった包み込むような雰囲気があるなら、こちらは父親の威厳といったものを感じる荘厳な造りだと思いませんか?奥へ行くとアンコール・トムの時代ではめずらしい、すこし変わった建築物があります。丸い柱に2階建ての建造物、アンコール遺跡群にもココだけにしかない特徴的な造形です。ガイドによれば、異国からの文化流入だそうで、まるでパルテノン神殿のような感じがします。他にも柱を支える為の補助柱など、ゴシック建築の特徴と似ている物もあります。やはり、シルクロードを通って、様々な異文化交流が古代には存在していたのでしょうか?

プリヤ・カン 2東洋のパルテノン
プリヤ・カン3まるでゴシック建築

古代史において、時にその文明に存在しなかった技術の存在はすごくロマンを感じさせます。ミッシングリンク、ロストテクノロジー、興味は尽きません。TVで観るのではなく、実際に自分の目で確かめると様々な発見があって面白いですね。だから、旅はやめられない。


葛山幻海


posted by 幻海 at 09:16| Comment(0) | タイ・カンボジア旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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