2012年03月01日

尺八の練習法 聞き比べ

おはようございます。
今日から3月。今年に入って早二月が過ぎ、そしてあと11日で昨年の大災害から1年を迎えます。
私たちは、何か変わったのでしょうか?それとも変わることができたのでしょうか?


さて、尺八の練習について今日は語りたいと思います。
以前、「たまには自分の音を聴こう」という題で、録音機を使って練習する事をオススメしました。
それは、自分の音を客観的に聴くことで冷静に良し悪しを判断するのにいい、ということでした。

zoom h4 01.jpg録音機

私もたまにこの方法を実践していますので、それについて感じだことや私なりの手順などを書きたいと思います。

まず、私が使用するのは、上記の写真のZoomのH4という録音機です。
これは、ボタン操作も簡単で、演奏寸前に自分でボタンを1回押すだけで録音できます。
録音の時のポイントは、最大限の音量で録音するのではなく-12db(デシベル)のレベルに抑えて録音することです。
そうする事で、ノイズや無駄なリミッターがかからず綺麗な音が録音できます。
…とりあえず、少し録音レベルを抑えて録るということです。

※こういった内容はよく解らないかもしれないですね。そのうち詳しく解説します。


さて、色々省略してとりあえず録音しました。
ココでまずポイント。必ず録音したものはその日の内に一度は聞き返してください。
いかに下手だろうと我慢して聴くことが大切です。
私も、いまでも自分の音を聴き返すことは気恥ずかしいものです。
それでも、自分の音と向き合うことで「あぁ、あそこは下手だな〜」とか「もうすこしテンポよくしないとな」とか「ここは自分では聴かせたつもりでもまだまだだな」とか色々な発見があります。

つい少し前にも新しい曲を吹き始め、曲全体が吹けるようになったのでためしに録音し、それから1ヵ月後同じ曲を録音して聞き比べてみました。
吹き始めのほうの録音は、確かに吹けているのだけれど楽譜に噛り付き正確すぎて余裕がない。
1ヵ月後の方は、それぞれのテクニックは上手くなっているが、それを聴かそうとねちっこくなりすぎて、吹いてる本人はいいけど聞く分にはちょっとテンポが悪いな、と自分のことなのにまるで他人事のように感じることが出来ました。

ですが、これが大切なのです。この方法で練習すれば新しい自分への発見があります。
よく、上達するには上手な人の音をきくのがいいといいます。
けど、それと同じぐらい自分の音を聴いて、自分が今どうなのかを知ることも大切なのです。
録音機のような文明の利器を使って、効率よく練習してみるのはいかがでしょうか?


葛山幻海
posted by 幻海 at 10:16| Comment(0) | 尺八練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

忍者の尺八

おはようございます。
日に日に春めいてきましたね。
最近では、冬用の布団では夜中に暑くて剥いでしまう様になりました。


さて、いろいろと尺八のことを調べているうちに知ったのですが…江戸時代頃には、忍者たちの尺八の流派があったそうです。その名も「忍流(しのぶりゅう)」。高橋空山によれば、甲賀忍者によって伝えられた流派で、もっぱら短尺の尺八が好まれたそうです。

詳しくは、こちらの忍流の尺八を参考にどうぞ

そのうち伊賀や甲賀あたりにフィールドワークをして色々調べてみるのも面白いのかもしれませんね。


葛山幻海
posted by 幻海 at 08:29| Comment(0) | 尺八 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月06日

プーチン返り咲き

おはようございます。
随分と暖かくなってきましたね。
啓蟄も過ぎ、本格的な春到来といった感じでしょうか?


さて、2012年度の世界が注目するニュース、ロシア大統領選でプーチン氏が見事返り咲きしましたね。
一部では独裁・専横などと云われていますが、不甲斐ない政治家ばかりの日本からすれば、強い牽引力のあるリーダーがいることに少し羨ましくもあります。

このプーチン大統領は、親日とまでは云わないまでも、かなり日本の文化が好きというのは周知のことで、確か彼の特技の一つに柔道があったはずです。柔道は、ロシアでは非常に盛んで、軍隊に取り入れられて独自に変化し、コマンドサンボという格闘技にもなったりしています。こういった日本の文化から日本のことを知ってもらって、もっとお互いに歩み寄れたらいいですね。

それとロシアと言えば、なんといっても北方領土問題があります。つい先日の朝日新聞の朝刊にもプーチン氏の北方領土に対する考え方が掲載されていました。それによれば、プーチン自身は、北方領土返還に関しては頑なでなく、むしろ日露両国が歩み寄って一度に4島全ては難しくても、まずは2島でも返還はやぶさかではない、といった返還に関しては柔軟な考え方を持っているようでした。これは、現在のロシア国内の情勢や中国の軍事・経済力の台頭に対する牽制として日露間の連携を緊密にしたいという思惑があるのでしょう。逆に言えば、今のこの世界情勢は、極東の日本にとっては非常に有利な状態です。とはいえ、今の日本の政治家ではあまり期待できそうにありませんが…

今、世界は日本の東日本大震災の復興力に衝撃を受けています。日本はやっぱりすごい国なんだと感心しています。この逆境から得たチャンスを何とか、外交で活かしてもらいたいものです。


葛山幻海
posted by 幻海 at 09:28| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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