2011年12月02日

尺八の練習 腹式呼吸の続き

おはようございます。
先日、山梨県に行く直前に書いた「尺八の練習 腹式呼吸の仕方」の続きを書きたいと思います。

まずは、前回のおさらいを・・・
前回は、簡単に腹式呼吸と胸式呼吸の違いと腹式呼吸の練習方法について解説しました。
胸式と腹式の違いは、要約すると「空気を吸った肺のふくらみ方の違い」でした。下記に参考資料を用意しましたので、それで何となくイメージを持ってください。

呼吸法呼吸法の違い

その時、「なんでこんなまどろっこしいのに腹式呼吸をするのか」の説明が出来なかったので、それを補足します。

で、この違いが一体なんなのかというと「空間」の違いなのです。つまり、大きな部屋(腹式)と小さな部屋(胸式)ですね。実際の部屋のイメージと平行してイメージしてもらいたいのですが・・・

・胸式の場合、肋骨(鉄筋)に胸囲の筋肉(コンクリート)がみっちりと埋め込まれた部屋です。部屋の大きさも固体であらかじめ制限されています。

・それに対して腹式の場合、胸部にゆとりがあり、しかも内臓は柔らかいので広がりもできるゆったりとした部屋を作ることが出来ます。

少し飛躍しますが、例えば自室で手を叩く時とコンサートホールなどの広い空間で手を叩いたのでは、反響が違いますよね。そういった違いが身体の内側で起こっているということです。


こういった事は、微々たるモノと思われるかもしれませんが、プロの声楽家と一般人の歌声ではその響きに雲泥の差があるように、また与える感動も異なるわけです。本当に上手くなりたいと思ったら、大切なのは小さな積み重ねだと私は思います。おっと、少し説教くさくなってきたので、これにて退散


葛山幻海
posted by 幻海 at 09:52| Comment(0) | 尺八練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月03日

虚無僧寺 組織案内

こんにちは。
尺八修理工房幻海のページに普化宗の虚無僧寺とその組織構成がわかるような組織図やら一覧やらを掲載しました。よかったら、虚無僧寺組織案内をご覧ください。まぁ、まだ製作途中の代物なんですけどね。


葛山幻海
posted by 幻海 at 14:22| Comment(0) | 尺八 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月04日

今、虚無僧寺のことを調べています。

おはようございます。
今日は、いい天気ですね。久しぶりの晴れで気持ちがいいです。


さて、昨日のブログでも紹介しましたが、尺八修理工房のページに虚無僧寺組織案内と題したページを掲載しております。それに際して、いろいろと虚無僧寺について調べたり、現在その場所がどうなっているかを追跡調査しているのですが・・・なかなか現在も残っているというのは、稀なようです。

なんせ、普化宗は「慶長の掟書」という徳川家康直筆といわれう免状(実在したかは定かではない)を盾に、一部の集団が乱暴狼藉、強奪強姦なんでもござれの無法集団になっていました。その為、世論から嫌われ疎まれ、明治維新とともに解体です。そして、お寺も壊され・・・といった具合で現在にはほとんど残っていません。運がよくて他の宗派のお寺が代わりに建って、旧跡として残っているぐらいです。まぁ、その地域ごとの風土史などを調べれば解るのでしょうが・・・

そんな状況で昨夜、一月寺末寺頭の西向寺の旧跡を発見しましたので紹介します。場所は、神奈川県横浜市にある曹洞宗のお寺、青木山本覚寺です。こうやって、昔の由来などを発見できるとうれしいものですね。がんばって、他のお寺も追跡したいと思います。なんとか、この虚無僧寺組織案内をマニアックなものにしたいものだ。


葛山幻海
posted by 幻海 at 09:03| Comment(0) | 尺八 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
尺八の修理・販売のことは、尺八修理工房幻海にご相談ください。英語版サイトもあります。他にも、尺八の保管方法などお得な情報も発信中。尺八関連の小物(譜面台・歌口キャップなど)の販売はGNKAI Music Web Shop
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