2011年11月17日

尺八の疲れない持ち方

おはようございます。
今日は、尺八の疲れない持ち方について、一つ私見を述べたいと思います。


尺八修理を預かると、よく2孔・3孔の間の裏の節を削ったりなど改造している尺八をよく目にします。
きっと、手の持ち方の癖で、邪魔だったり痛かったりするんでしょうが・・・見る度に「この持ち方じゃ、疲れるわな」と思ってしまいます。

どんな持ち方かというと、握りこぶしに親指をグッと持ち上げる、さながらナイスって感じのポーズのような持ち方です。これだと親指一本に尺八のほぼ全体の重みを支えることになります。結構、この持ち方の人多いんじゃないですか?


そこで、私の推奨したい持ち方ですが・・・それは「テコの原理」です。

尺八の持ち方.jpg尺八の持ち方

上記の絵でイメージしてもらいたいのですが・・・絵はちなみに下管の1孔と2孔の間です。
1孔と2孔の間、やや2孔よりの裏側に親指を添えます。出来れば指の腹ではなく、指の側面で添えるようにすればいいでしょう。そして、その支えている部分に対して、中指で上から少しの力を加えます。すると、テコの原理で微妙な力も何倍にも増幅されて、尺八を上へと押しあがる力が生まれます。それを上がり過ぎないように上管の中指でストッパー代わりに止めてやればいいのです。
慣れるまで少し違和感はあるかもしれませんが、この持ち方で指に余計な力が入らずに演奏もスムーズにする事ができます。尺八の熟達者の演奏を見ていると驚くほど、無駄な力が入っていないことがわかると思います。要するにこういった工夫をしているんですね。

私も昔は、持ち方が変でガチガチに力んでいました。そのおかげで手首が腱鞘炎になるほどの始末。まぁ、その経験のおかげもあって疲れない持ち方を見つけたのですが・・・。そのうち、尺八修理工房のサイトのほうで写真つきのわかりやすい説明でもしますかな。


葛山幻海
posted by 幻海 at 08:15| Comment(0) | 尺八練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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